サイバーセキュリティ
特別専門学修プログラム
Progressive Graduate Minor in Cybersecurity
野村総合研究所, 楽天, NTT, 産業技術総合研究所の協力による
In collaboration with NRI, Rakuten, NTT, AIST
- 開設学院
- 情報理工学院
- 関連学院・コース
- 工学院 情報通信系・情報通信コース
プログラム概要
インターネットを代表とする、情報通信ネットワークの整備、および、情報通信技術の高度な活用にともない、サイバーセキュリティに対する脅威も深刻化しています。サイバー攻撃は社会に対して重大な影響を及ぼし続けており、攻撃による個人情報の漏洩や知的財産の流出が社会に与えるダメージは計り知れません。経団連からも「サイバーセキュリティ対策の強化に向けた提言」(平成27年2月17日)がなされ、サイバーセキュリティ対策などの重要性について特に言及されるとともに、人材育成に関して企業と大学の連携の重要性について述べられています。サイバーセキュリティ分野は大変重要であるにもかかわらず、現在、人材は大きく不足している状況です。
東京工業大学は、このような社会的要請に応え、2016年4月にサイバーセキュリティ特別専門学修プログラムを開設しました。このサイバーセキュリティ特別専門学修プログラムでは、野村総合研究所を中心として、楽天、NTT、産業技術総合研究所、内閣サイバーセキュリティセンターとも連携することにより、サイバーセキュリティの実践的な内容を学ぶとともに、東京工業大学の情報・通信分野の特色である理論分野の強みも活かし、理論的背景にある知識も同時に学ぶことができます。
サイバーセキュリティ概論 (1Q, 2-0-0)
サイバーセキュリティ暗号理論 (3Q, 2-0-0)
サイバーセキュリティガバナンス (3Q, 1-1-0)
サイバーセキュリティ攻撃・防御第一 (2Q, 1-1-0)
サイバーセキュリティ攻撃・防御第二 (3Q, 1-1-0)
サイバーセキュリティ攻撃・防御第三 (4Q, 1-1-0)
の6科目を中心とする特別専門学修科目から構成されています。
履修対象者
修士課程、博士後期課程、または、専門職学位課程に在籍する学生とします。履修を認めないコースは設定しません。
特別専門学修科目
(科目コード 科目名 単位数 必修等)
MCS.T405 | アルゴリズム論 2-0-0 |
---|---|
MCS. T406 | 分散システム 2-0-0 |
CSC. T421 | ヒューマンコンピュータインタラクション 2-0-0 |
CSC. T422 | プログラム理論 2-0-0 |
CSC. T431 | サイバーフィジカルシステム 2-0-0 |
CSC. T438 | 分散アルゴリズム 2-0-0 |
ICT.C401 | 現代暗号理論 2-0-0 |
ICT. I415 | VLSIシステム設計 2-0-0 |
ART. T452 | 連続系のモデリング 2-0-0 |
XCO. T473 | サイバーセキュリティ概論 2-0-0 選択必修科目B |
XCO. T474 | サイバーセキュリティ暗号理論 2-0-0 選択必修科目B |
XCO. T478 | サイバーセキュリティガバナンス 1-1-0 選択必修科目B |
XCO. T475 | サイバーセキュリティ攻撃・防御第一 1-1-0 選択必修科目A |
XCO. T476 | サイバーセキュリティ攻撃・防御第二 1-1-0 選択必修科目A |
XCO. T477 | サイバーセキュリティ攻撃・防御第三 1-1-0 選択必修科目A |
MCS.T503 | プログラミング言語設計論 2-0-0 |
---|---|
MCS.T509 | ソフトウェア検証論 2-0-0 |
CSC.T523 | 先端データ工学 2-0-0 |
CSC.T525 | 先端情報セキュリティ 2-0-0 |
ICT.C506 | 情報通信ネットワーク特論 2-0-0 |
プログラム修了要件
特別専門学修プログラム科目一覧表から,選択必修(A) とする4単位以上,および,選択必修(B) とする2単位以上,これら選択必修科目を含む計8単位以上(ただしコースで標準学修課程としている科目を除く)の取得を修了要件とする。(情報工学系では数理・計算科学系開講科目(科目コードがMCS で始まる科目)をコースで標準学修課程と指定している場合が多いので特に注意すること)
履修にあたって
履修にあたっては、プログラム履修前に特別専門学修プログラム担当教員の指導を受けて履修計画を立ててください。近くに担当教員がいない場合はプログラム主査に連絡してください。