TOKYO TECH CYBERSECURITY

超高次元の世界を自在に旅する

超高次元の世界を自在に旅する

Ken Wakita脇田 建
ホーム >>脇田 建

脇田 建

[情報理工学院/准教授]

超高次元の世界を自在に旅する

対話的超高次元可視化技術の研究では複雑に絡まった社会ネットワークやビッグデータを優しく紐解きます。高次元世界で迷子にならずに、目当ての構造をすばやく把握できることを目指しています。

MAIL
wakita@c.titech.ac.jp
HP
http://www.is.titech.ac.jp/~wakita/
所在地
大岡山キャンパス 西8号棟W棟 907
主担当系・コース
数理・計算科学系 数理・計算科学コース
研究キーワード
社会ネットワーク解析、情報可視化、プログラミング言語

脇田研究室の主な研究テーマ

複雑系ネットワークに関する研究
複雑に繋がった人々のネットワーク、そしてそのようなネットワークの上での活動からさまざまな大規模データが入手できる時代になりました。このようなデータを通して、人々の繋がりや活動を見通すことを中心に研究を実施しています。
プログラミング言語に関する研究
以前は分散並列関数型プログラミング、形式的な記述からの仮想機械とコンパイラの自動生成、プログラムの静的解析を用いたセキュリティシステムなどについて研究してました。現在は健全な構文マクロシステムとその実装法に関する研究とビジュアルプログラミングに関する研究を実施しています。

最近の研究から

多次元データの対話的分析システムの実装
多次元データという言葉が耳慣れない人でも、表計算ソフトで扱う表のようなものだといえばイメージが湧きやすいでしょう。大規模な多次元データは宝の山だと言われます。データ項目数や属性数の多い巨大なデータから、データ項目間の関係性や属性間の依存関係を見出すことは重要ではあるものの困難な課題です。この問題に対して、対話的視覚分析の立場から、超高次元可視化と平行座標系プロットを組み合わせることで、大規模データのなかのデータのクラスタや相関した属性対を容易に発見できます。
複雑系ネットワークの超高次元可視化技術
複雑系ネットワークのうち、人々の人間関係に密接に関わる活動に由来するものはしばしばスモールワールド性と呼ばれる特徴を呈します。この研究ではスモールワールドネットワークを対象として、対話的可視化技術を応用することによって、巨大なネットワークをクラスタに分解し、各クラスタの特徴づけができる仕組みを研究しています。対象とするデータが大きいため、効率を重視した可視化技術が必要となります。
汎言語的マクロ機構の研究
マクロ機構はプログラミング言語に文法糖衣を与える技術です。この研究は、Hygienic 性と呼ばれるある種の安全性を担保したテンプレート式のマクロ機構をありとあらゆるプログラミング言語に与えることを目指しています。普通のマクロシステムと異なり、適応対象を特定のプログラミング言語に限定しない点がこの研究の特徴です。
Top